こんにちは!ぽんなびです。
日本酒の量を表すときに「1合」と言うときも「180ミリリットル」と言うときもありますよね。
あれ、例えばラベルの内容量の表記などには1合や1升のように書かれることはないんですよ!
今回は「尺貫法と日本酒の関係」ということで、日本酒の量の伝統的な単位についてわかりやすく紹介しますね。
大きい瓶を「一升瓶」って言うよね。
樽酒だと「一斗樽」もあるよ!
尺貫法って何合とか何升のこと?
まず、尺貫法とは何かをハッキリさせましょう。
居酒屋のメニューで「日本酒 1合 〇〇円」と書いてあったり、大きなサイズの瓶を一升瓶と言ったりしますよね?
そのときの「合」や「升」などがまさに尺貫法による単位のことです。
尺貫法とは長さ・重さ・面積などについて定められたルールで、日本で独自に発展したものです。
容積についても単位が定められていて、昔から日本酒の量はそれで表してきたというわけですね。
約1.8リットルである「升」を中心的な単位としつつ、升より小さい「合」や「勺」、升より大きな「斗」「石」などがありますよ。
一升瓶が約1.8リットル!
今も日本酒は尺貫法が正式なの?
尺貫法とは何かがわかったところで、現在の状況について見てみましょう。
今も日本酒の量を表すのは尺貫法が正式なのかと言うと・・・答えは「No」。
もう現在の日本酒の量の公式な単位はメートル法の単位です!
日本酒のラベルを見ると、何合や何升ではなく必ず何mLや何Lで表記されていますよ。
なんと、もう公式な書類などでは尺貫法の単位で表記してはいけないと法律で定められているんです。
経済産業省が所管する「計量法」という法律で決まっています。
でも使っていけないのはあくまで取引などの公式な場においてですので、慣習的に使うことには何の問題もありません。
だから現在でも居酒屋のメニューなどでは「日本酒 1合 〇〇円」と書いてあったりするけわけですね。
ちなみに1合は約180ml!
まとめ
さいごに、今回の「尺貫法と日本酒の関係」のポイントをまとめて並べておきますね。
- 重さ・長さなどの単位について昔から日本で使われてきたルール
- 日本酒で使う「合」や「升」などのこと
- 現在は公式な表記には尺貫法ではなくメートル法を使う決まり
個人的には「日本酒180ml」よりも「日本酒一合」のほうが日本酒らしさ(?)が出て好きです。
「食パン一斤」や「田んぼ一反」のように、これからも慣習的に尺貫法の単位は使われ続けていくと思いますよ!
ちなみに日本酒の適量は?
1日あたり1合!