こんにちは!ぽんなびです。
普通酒もよく飲みますか?あまり口にしませんか?
意外と普通酒づくりに力を入れている酒蔵さんも少なくないんですよ。
普通酒=美味しくないというわけでは決してないので、定義や特徴をよ〜く知っておきましょう!
見分け方・アルコール添加なども含めて、今回は「日本酒の普通酒」について具体的に紹介しますね。
スパークリングだってあるよ。
コスパも抜群!
普通酒とは?普通酒の見分け方
はじめに、普通酒とは何かをハッキリさせておきましょう。
以下の順番で定義・見分け方を紹介していきますね!
普通酒とは?普通酒の定義
まず、普通酒の定義を明らかにしましょう。
実は法律的には普通酒とは何かというのは定義されていません。
あくまでも習慣的な呼び方・定義なんですよ。
そのうえで、普通酒とはずばり以下のお酒を指しています。
特定名称酒ではない日本酒のこと。
特定名称酒とは「この基準・要件をクリアしたら名乗っていいよ」と法律で決められている日本酒のことです。
あれらのことです。
8種類の特定名称酒のどれにも当てはまらない日本酒が「普通酒」というグループに分けられているというわけなんですよ。
一般酒と呼ばれることもあるよ。
これだけ!普通酒の見分け方
定義がわかったところで、実際に普通酒を見分けてみましょう。
普通酒の見分け方はものすごくかんたんですよ。
ずばり以下の見分け方でokです。
特定名称酒を名乗っていない清酒
(ラベルをチェック!)
純米大吟醸酒・純米吟醸酒・特別純米酒・純米酒・大吟醸酒・吟醸酒・特別本醸造酒・本醸造酒の8種類が特定名称しゅです。
ラベルを見て、これらの名称が書かれていないなら普通酒と判断できます。
もちろん特定名称酒を名乗るのは強制・義務ではないので、特定名称酒の基準をクリアしていても名乗っていないお酒も日本中でゼロではないでしょう。
でも高品質の証明になるので、基本的には資格があれば名乗りますからね。
「8つの特定名称酒のどれも名乗っていないなら普通酒」と考えて差し支えないですよ。
スパークリングやにごり酒にも普通酒はたくさんあるよ。
普通酒は特定名称酒に比べたらまずいの?
普通酒とは何かがわかったところで、おいしさについて見てみましょう。
特定名称酒と比べると普通酒はまずいのでしょうか?
もちろん・・・そんなことはありません!
たしかに特定名称酒の方が原料・製法の基準があるので、品質の高さは保証されています。
でも、おいしい普通酒もたくさんあるんですよ。
「普段使いで美味しいお酒を届けたい」という想いで特定名称酒より普通酒に力を入れている酒造さんも珍しくありません。
実は「等級検査を受けていないお米を使っているから」などの理由で普通酒に分類されているだけで、品質としては特定名称酒クラスな場合もあります。
あと、日本酒の飲み方で熱燗が好きな人には普通酒が好まれるという傾向もありますね。
フルーティさが重要な大吟醸などは加熱すると香りが損なわれがちなので、お燗には不向きだったりするんです。
熱燗に向かないお酒というのは特定名称酒に比べると少ないので、それも普通酒のおいしさの魅力の1つと言えます。
自分の舌で判断するべし!
普通酒のアルコール添加量について
特定名称とのおいしさ比較がわかったところで、アルコール添加量についても触れておきますね。
お米だけで作られている場合もありますが、普通酒の多くは醸造アルコールも原料に入っています。
じゃあ醸造アルコールはどれくらいの割合で添加されているのでしょうか?
それについては「そのお酒によりけり」です。
特定名称酒でも「純米」と付かないものには醸造アルコールが添加されていますが、その割合は「白米の重量の10%以下」と法律で定められています。
それに対して、普通酒のアルコール添加量については規定はありません。
だから、どれくらいアル添されているかはそのお酒次第としか言いようがないですよ。
もちろんお米以外の原料の割合が高すぎるとそもそも違うお酒に分類されるので、清酒を名乗っているならば「ほぼ醸造アルコール」なんてことはありませんよ!
アル添がイヤなら純米酒。
まとめ
さいごに、今回の「日本酒の普通酒」のポイントをまとめて並べておきますね。
- 特定名称酒ではない清酒のこと
- 法的な定義はない
- 普通酒の多くはアル添されている
ちなみに甘酒は普通酒とは呼びませんよ。
アルコール度数が1%未満だとそもそも清涼飲料水ですので!
おいしい普通酒に出会えるとすごくうれしいよね。
無濾過生原酒の普通酒だってあるもんね!!