こんにちは!ぽんなびです。
大吟醸って「日本酒の中では高価なやつ」みたいなイメージはありますよね?
具体的には2つの条件をクリアしないと名乗れないので、どんなお酒なのかぜひ覚えておきましょう!
定義・種類やおいしさの特徴など、今回は以下の内容で「大吟醸酒とは?」についてわかりやすく紹介しますね。
アル添と精米がポイントだよ。
純米大吟醸とは別のお酒!
大吟醸酒とは?大吟醸酒の意味・定義や種類について
はじめに、大吟醸酒の定義や種類をハッキリさせましょう。
以下の順番で「法律上の意味・定義」と「他の大吟醸っぽいお酒との違い」を紹介していきますね!
大吟醸酒の法律上の意味・定義
はじめに、大吟醸酒の法律上の意味・定義をハッキリさせましょう。
大吟醸酒というのは法律で定められた8種類の特定名称酒の1つです。
数値的なことにおいては以下の2つの要件があるんですよ!
- 原料は米・米麹・醸造アルコールのみ
- 精米歩合50%以下
まず、原材料に使っていいのはお米と米麹と醸造アルコールだけです。
そして精米歩合は50%を下回っていないといけません。
つまり「原料はお米と米麹と醸造アルコールだけで精米歩合50%以下」なら大吟醸酒を名乗れるわけですね。
他にも香味等の要件として「吟醸造り、固有の香味、色沢が特に良好」というのもあります。
でも数値的には上記の2つと思えばokですよ。
もちろん特定名称酒すべてに共通な「麹米の使用割合15%以上」をクリアしている必要はあります。
名前に「大」は入ってるけど、180mlのミニボトルも売ってるよ。
他の大吟醸っぽい名前のお酒との違いは?
意味・定義がわかったところで、それっぽい他のお酒との違いもまとめておきましょう。
似たような名前のお酒だと吟醸酒と純米大吟醸酒があります。
まず、吟醸酒と大吟醸酒の違いは精米歩合です。
吟醸酒の精米歩合は「60%以下」ですが、大吟醸酒は「50%以下」と定められていますよ。
そして純米大吟醸酒との違いは「原料」です。
純米大吟醸に使っていい原材料は米と米麹、つまりお米だけとなっています。
それに対して、大吟醸酒は「米・米麹・醸造アルコール」です。
つまり醸造アルコールの添加が認められているんですね。
精米歩合だけを見れば、純米大吟醸酒も大吟醸酒も50%以下となっています。
「お米だけで作っているかどうか」が純米大吟醸酒と大吟醸酒の分かれ目というわけですよ!
お値段は吟醸酒より大吟醸酒のほうがお高めだよ。
ポイントはアル添と精米!大吟醸酒のおいしさの特徴
定義や種類がわかったところで、おいしさの特徴を見てみましょう。
もちろん大吟醸酒と言っても星の数ほど存在するので「必ず大吟醸酒はこういう味!」と断言はできません。
でも、他の特定名称酒と比べると以下の2つの傾向があるとは言えますよ。
- 特に強いフルーティな香り
- 大変なめらかな口当たり・雑味の少ない味わい
まずは「特に強いフルーティな香り」です。
吟醸造りをしたお酒に特有のフルーティな香りの成分はアルコールに溶けやすい性質があります。
だから純米系のお酒に比べて、アルコール添加をしている大吟醸酒には香りが移りやすいんですよ。
もう1つは口当たり・味わいについてです。
大吟醸酒は50%以下という高い精米歩合のお酒です。
つまりたくさんお米の表面を削っているので、かなり雑味が少ないわけですね。
だから吟醸酒や本醸造酒と比べると、すごくなめらかな口当たり・スッキリした味わいである傾向がありますよ。
なんと精米歩合10%や1%のお酒もあるんだよ!
まとめ
さいごに、今回の「大吟醸酒とは?」のポイントをまとめて並べておきますね。
- 要件1:原料はお米・醸造アルコールのみ
- 要件2:精米歩合50%以下
- 特に強いフルーティな香り・雑味の少ないスッキリした味わいの傾向
醸造アルコール入りのお酒の中ではもっとも磨かれているのが大吟醸酒というわけですね。
同じ酒蔵さんの吟醸酒や本醸造酒と飲み比べしてみると「大吟醸らしさ」をよく感じられるので面白いですよ!
お店だと吟醸酒よりよく見かけるよね。
品評会で優勝とかもよく見る!!