こんにちは!ぽんなびです。
今回の用語は「吟醸香」です。
読み方と意味・使用例をサクッと紹介していきますね!
「香」の読みが2通りありますよ。
名前からして確実に良いにおい!
吟醸香とは?読み方と意味・使用例をわかりやすく紹介
さっそく見ていきましょう。
以下の順番で「吟醸香」の読み方と意味・使用例を紹介しますね!
「吟醸香」の読み方
まずは読み方から見ていきましょう。
吟醸の読みはお酒の大吟醸などで見かけるのでおそらくご存じでしょう。
「吟醸香」は以下のように読みますよ!
- ぎんじょうか
- ぎんじょうこう
ずばりぎんじょうかもしくはぎんじょうこうです。
どちらも正しいですが、どちらかと言えば「ぎんじょうか」のほうがよく見聞きしますね。
もちろん全部音読みで「ぎんじょうこう」と読んでも間違いではないですよ。
さすがに「ぎんじょうきょう」とは読まないよ。
「吟醸香」の意味・使用例
読み方がわかったところで、意味・使用例を見ていきましょう。
意味は字の見た目通り・予想通りな感じですよ。
ずばり「吟醸香」は以下の意味です。
主に吟醸酒から感じられるフルーティな香り
吟醸香は日本酒を作るときに酵母が発酵する中で生みだされるものです。
特にエステル類である「カプロン酸エチル」と「酢酸イソアミル」という香気成分が中心となった香りなんですよ。
もう少し具体的に言うと、カプロン酸エチル・酢酸イソアミルはそれぞれ以下のような香りだとイメージしてください。
- カプロン酸エチル・・・りんご・洋梨のような香り
- 酢酸イソアミル・・・バナナ・メロンのような香り
カプロン酸エチルがさっぱり系で、酢酸イソアミルが甘い系の香りだと思えばokですよ。
実はお米の表面に多く含まれている脂質はこれらの香り成分の生成を抑えてしまう作用があるんです。
だから吟醸造りをする、つまりお米をたくさん削る・磨くことによってこれらのフルーティな香り成分が発生しやすくなるというわけです。
また、精米歩合の高さに加えて長時間低温で発酵させるという工程も醪に香り成分が残りやすい要因になっていますよ。
吟醸香はフルーティな香りなので人気が高いですが、もちろん好き・嫌いは分かれるところです。
でもビール・ワイン・焼酎などには無い日本酒独特の香りの1つだと覚えておきましょう。
言葉としては「豊かな吟醸香」や「格調高い吟醸香」のように使われますよ!
吟醸造り以外にも、酵母の種類も大きく関わってくるよ。