こんにちは!ぽんなびです。
熱燗とはどんなお酒かハッキリ言えますか?
実は温めたら全て熱燗というわけではないですからね!
意味・やり方・向いている種類など、今回は「日本酒の熱燗」をわかりやすく紹介します。
お風呂の適温よりは?
ずっと高い!
熱燗とは?日本酒の熱燗の本当の意味
はじめに、熱燗の本当の意味をハッキリさせましょう。
僕も昔はそうでしたが「熱燗=温めた日本酒」と思っていませんか?
実は違うんです!
日本酒の熱燗とは以下の意味なんですよ。
約50度に温めた日本酒のこと。
そう、温度が決まっているんです。
厳密に50度ぴったりである必要はないですが、それよりぬるかったり熱かったりすると別の呼び名になるんですよ。
温度別に並べると以下のようになっています。
- 30度くらい・・・日向燗(ひなたかん)
- 35度くらい・・・人肌燗(ひとはだかん)
- 40度くらい・・・ぬる燗
- 45度くらい・・・上燗(じょうかん)
- 55度〜60度くらい・・・飛切燗(とびきりかん)
「ぬる燗」なんかは聞いたことがあるのではないでしょうか。
もちろん法律で定められているわけではないですが、日本酒界の共通認識になっていますよ。
だからお酒を温めたら全て熱燗と呼ぶわけではありません。
熱燗の本当の意味は「50度くらいにお燗したお酒」ですよ!
お燗ファミリーのうちの1つ!
どうやるのがおすすめ?日本酒の熱燗のやり方
本当の意味がわかったところで、実際に熱燗を作ってみましょう。
もちろん「これが正式」というやり方はないので、約50度に温められればそれでokです。
日本酒をお燗する方法は主に以下の4つのやり方がありますよ。
- 電子レンジ
- 鍋で温める
- 蒸す
- 湯煎
もっともおすすめなやり方はずばり湯煎です。
水から加熱ではなく、熱いお湯にドボンするとまろやかな仕上がりになりやすいんですよ!
どの方法もメリット・デメリットがあるし、同じお酒でも違う味わいになりますからね。
ぜひそれぞれの温め方を試して比べてみてください。
お燗専用の温度計も売ってるよ。
熱燗に向いているお酒・向いていないお酒は?
熱燗のやり方もわかったところで、あとは向くお酒・向かないお酒も見ておきましょう。
根本的には好みの問題なので、もちろんどのお酒を熱燗にしても自分が気に入ればokです。
でもある程度は「この種類は熱燗に合いやすい」や「基本的にこの種類はあまり熱燗に向かない」という傾向はありますよ。
まず、熱燗にしておいしさがアップしやすいのは以下の3種類です。
- 純米酒
- 本醸造酒
- 普通酒
大まかな共通点で言えば「香りよりも旨味・コク重視」な日本酒です。
熱燗の50度という高めの温度までお燗するとグッと旨味が引き出されるお酒が見つかりやすいんですよ。
逆に、熱燗にはあまり向かない傾向にある日本酒もあります。
ずばり以下の種類は熱燗との相性はイマイチなことが多いですよ。
- 吟醸酒
- 甘みの強いお酒
- スパークリング
大吟醸や純米吟醸などの吟醸酒はフルーティな香りが特徴のお酒です。
でも熱燗までお燗してしまうとその華やかな芳香が飛んでしまいがちなんです。
甘味の強いお酒もより甘ったるくなることが多く、スパークリングもせっかくの爽快感が損なわれてしまいます。
このように熱燗に向く・向かないはあるので、傾向としてぜひ覚えておいてくださいね。
ぬる燗くらいなら合う場合もあったりするよ。
まとめ
さいごに、今回の「日本酒の熱燗とは?」のポイントをまとめて並べておきますね。
- 50度くらいに温めた日本酒のこと
- 方法:湯煎・鍋で温め・電子レンジなど
- 純米酒・本醸造酒・普通酒が合いやすい
少し温かいくらいのぬる燗・人肌燗やさらに熱い飛切燗なんかもありますからね。
同じお酒でも熱燗とは味わいが全然違うことも多いので、ぜひ比べてみてください!
真冬の屋台なら熱燗が至高だよね。
おでん!!