こんにちは!ぽんなびです。
やはり「君の名は」で知りましたか?それ以外ですか?
映画を抜きにしても日本古来から伝わる由緒正しいお酒ですからね。
ぜひどんなお酒なのか知っておきましょう!
今回は、以下の内容で日本酒の「口噛み酒」について紹介しますね。
起源は弥生時代らしいよ。
余裕で千年以上も前!
映画「君の名は」にも出てきた口噛み酒とは?
さっそく、どんなお酒なのか見ていきましょう。
口噛み酒とは、かんたんに言えばその名前の通り「米を口に入れて噛んで作ったお酒」です。
もう少し正確に言うと以下のようになりますよ。
蒸したお米を口に入れてよく噛んでから容器に吐き出して発酵させて作るお酒。
そんなのでお酒になるのかと言うと・・・なるんです。
まず、よく噛むことで唾液が出て、唾液の消化酵素でお米のでんぷんが糖化します。
そして容器に入れて放置すると、その糖化したお米に野生の酵母が付着するのでアルコール発酵するという原理となっていますよ。
大ヒットしたアニメ映画「君の名は」にも巫女の口噛み酒として出てきたので知った人も多いでしょう。
ヒロインが巫女さん。
飲みたいのだけど・・・口噛み酒って作っても問題ないの?味は?
口噛み酒とはどんなものかわかったところで・・・試してみたくなりますよね。
もちろん酒屋さんやスーパーでは市販されていません。
じゃあ自分で勝手に作っても問題ないかと言うと・・・気をつけてください。
なぜなら、そもそも日本では無免許で穀物などを発酵させてアルコール度数1%以上のお酒を作ってはいけないからです!
酒税法第54条により、10年以下の懲役または100万円以下の罰金に処せられます。
商品として売らないで自家用だとしてもお酒の密造になってしまうので、1%を越えたら法律的にアウトです。
もちろんアルコール度数1%未満ならば法律的には問題ありませんよ。
例えばアルコール度数1%未満の甘酒は清酒ではなく清涼飲料水という扱いですので。
ちなみに口噛み酒の味は、ふつうの日本酒と同じく材料・条件によって千差万別なので一概には言い難いです。
ただし濾過するわけではないので、透明な清酒よりは甘酒やにごり酒に近い感じである場合が多いはずですよ!
飲んでみたい。
まとめ
さいごに、今回の「口噛み酒」のポイントをまとめて並べておきますね。
- 蒸したお米をよく噛んで吐き出して醸すお酒
- 巫女が神に捧げるものとして古来より知られる
- 映画「君の名は」で出てきたので有名
ちなみに、多くはありませんが酒造免許を持っている神社も存在しますよ。
三重県の伊勢神宮・島根県の出雲大社・山口県の岡崎八幡宮などが有名です。
噛むだけでお酒になるってすごいよね。
お米も人体も不思議!